ブログでは「YMYLジャンルは避けるべき」
こういったことを耳にしたこと、ありますよね?
この言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、ブログでもアフィリエイトでも、成功の度合いを左右する可能性があるものです。
この記事では、ブログにおいてNGとされる「YMYL」とは何か、YMYLジャンルに該当するもの、そしてそれを防ぐにはどうすればいいのか、についても解説します。
自分が扱おうとしているブログがYMYLかもしれない?と不安な方は、是非見ていって下さいね。

執筆者
kei-ai
東京都在住、30代の姉妹。姉妹フリーライターkei-aiです。あらゆるジャンルに2名で対応。リサーチと執筆に分業し、スピードなら自信あり。

執筆者
keiai
東京都在住、30代の姉妹。姉妹フリーライターkei-aiです。あらゆるジャンルに2名で対応。リサーチと執筆に分業し、スピードなら自信あり。
ブログにNGな「YMYL」とは?
ブログにNGな「YMYL(Your Money Your Life)」とは、Googleが人々のお金と人生に大きな影響を与える可能性のあるトピックを特定するために使用する用語です。
国際的な出来事・ビジネス、政治、投票や公共機関、公的サービスや法律問題、公的サービスの紹介、市役所についての情報、離婚問題、遺言書の書き方、投資、税金、銀行、保険商品、医療、薬、病院、緊急時についての情報、災害情報、人種、年齢、宗教、国籍、その他「大きな決断や人々の生活の重要な側面に関連するトピック」
Googleの「検索品質評価ガイドライン」では、品質評価のためのいくつかの項目の1つとしてYMYLを挙げています。
そして、GoogleがYMYLというジャンルに該当するコンテンツに厳しい評価基準を持っており、この基準を満たさないものは上位表示ができないことを意味します。
つまり、YMYLジャンルというだけで、あなたっがブログで稼げる可能性を大きく狭めてしまいます。
YMYLがガイドラインに追加された理由
Googleの基本方針は、「ユーザーに利便性の高い環境を提供すること」「ユーザーに誤った情報を提供しないこと」です。
健康や金銭的なアドバイスなどは、ユーザーの金銭面や健康面、ひいては人生に深刻な影響を与える可能性があります。
そこに対して誤った情報を上位表示しておくと、極めて不親切な検索エンジンとなり、ユーザー離れを招いてしまうでしょう。
したがって、YMYLは、結果的にGoogle自身を守るため、これらのトピックに関する悪い情報からユーザーを保護するためのGoogleの試みと考えることができます。
ブログやアフィリエイトサイトがGoogleのYMYLの基準に従わない場合、そのサイトはペナルティを受け、そのコンテンツは検索エンジンの結果に表示されなくなる可能性があります。
YMYL導入のきっかけとなった事件
YMYL導入のきっかけとなった事件に「WELQ問題」というものがありました。
現在は閉鎖されていますが、当時のWELQというサイトでは、多くの病気やその治療法、おすすめの健康食品などの医療情報を網羅し、膨大な数の記事を掲載していました。
当初は良いことだと思われていたのですが、やがてコンテンツの質が満足のいくものとは程遠く、根拠や医学的背景のない医療アドバイスを提供しているサイトであることが判明しました。
素人が医療情報を書いていて、まったく根拠のない内容が、本当の情報であるかのように記載されていたのです。
素人の書いた根拠のない医療情報は、人の命や健康を危険にさらすものであり、Googleはサイトの所有者が信頼できる情報を提供する責任があると考えました。
そしてこの事件をきっかけに、YMYLがガイドラインに導入されることになったといわれています。
YMYLジャンルの見分け方とは?
YMYLジャンルを見極めるには、実際にキーワードで検索してみるのが一番手っ取り早いです。
検索結果ページを見て、検索結果の上位に掲載されているのが、法人メディア、公的機関、医療機関などであるようなら、YMYL関連の話題を扱っている可能性が高いです。
逆にいえば、上位に個人ブログが食い込んでいるようならば、YMYLジャンルではないといえます。
SERPsをチェックするだけでなく、そのトピックについてどのようなコンテンツが制作されているかも意識する必要があります。経済的または法的に人の生活に影響を与える可能性のあるアドバイスに焦点を当てたコンテンツや、広範な調査が必要な製品やサービスに関連するコンテンツであれば、YMYLトピックである可能性があります。
YMYLでブログを収益化するのは難しい
YMYLのコンテンツは、特に個人ブログが上位表示をするのは極めて困難です。
専門性も、権威性も、信頼性もない個人ブロガーがYMYLジャンルを選んだ場合、勝ち目はない、といえるでしょう。
どんなに有益で素晴らしいコンテンツであっても、です。
そのため、YMYLジャンルでブログ・アフィリエイトをするのは、とてつもなく難しい。
努力しても上位表示やマネタイズにつながらなければ、ブログを書くモチベーションも下がってしまうでしょう。
それでもYMYLジャンルを攻めたい方は、検索エンジンに依存しない集客方法である「SNS集客」に特化することをおすすめします。
ブログにおけるYMYLに関する注意点
ブログでYMYLジャンル以外について書いている場合でも、YMYLに関する情報を書いていないか、常に意識する必要があります。
個々の記事においても、YMYLを意識する。ということです。
無意識に書いてしまったがゆえに、なぜか上位表示されない、といった可能性も排除できませんからね。
せっかく時間をかけて書いた記事が、YMYLにかかっている記事になっている、というだけで上位表示できず、努力が水の泡になってしまうことは、非常にもったいないことです。
1記事でもYMYLを書くとサイト全体に悪影響を与えるのか
YMYLジャンルにかかわる記事を1記事でも書くと、そのサイト全体に悪影響が及ぶのかという問題ですが、なんともいえないというのが正直なところです。
ただ、個人的な感想ベースでいうと、記事単体のみに影響し、サイト全体には影響しない、と感じています。
そうでなければ、YMYLを完全に理解していないブログ運営者のサイトは、どこも上位表示ができなくなってしまいます。
それはそれで、オカシイですからね。
事実、僕は複数サイトを運営していてYMYLにかかる内容も書いていますが、サイト全体で落とされているとは感じていません。
もちろん、その影響が軽微であるなら、しっかりとした測定はできないので「なんともいえない」ですが。
なので、結論からいうと「なんともいえない」です。
YMYLジャンルのブログで稼ぐには
YMYLのブログで稼ぐのは、極めて難しいです。
ただし、可能性がないわけではないので、稼げる可能性がある方法を紹介しておきます。
①SNSを利用する
YMYLブログで稼ごうと思っているなら、SNSを活用するべきです。
SNSを利用することで、検索エンジンに依存しない集客ができます。
SNSでは自分から見込み客を探すことができ、交流を深め、より信頼感を高めたうえでYMYL記事を読んでもらうことが可能となります。
SNS活用力が問われますが、YMYLジャンルで稼ぐのも十分可能といえるでしょう。
②客観的に分かるEATを身につける
EATとは、「専門性、権威性、信頼性」の略で、検索エンジンがWebサイトのコンテンツの関連性や信頼性を判断するために特に注目するものです。
誰にでも分かるようなEATを身に付ければ、SEOにおいても上位表示できる可能性があります。
医師であれば、論文や書籍、所属している権威ある学会、資格、講演・セミナー履歴といった、信頼のおける情報をどれほどGoogleの認識下におけるかがE-A-Tを上昇させるポイントです。
Googleにおける指名検索(名前や医療機関名での検索)数やSNS等を通じて、医師としてのリアルタイムな情報発信も指標になるでしょう。
様々な要素でE-A-Tは上昇する
もちろん、その医師や医療機関に関して言及している話題や、第三者の発言といったサイテーションも考慮されます。
ただし、それはあくまでも可能性の域を出ないので、個人ブログなら避ける方がベターかと。
③そのジャンルの会社を立ち上げる
自分がその分野の会社を立ち上げて、その法人サイトを使ってしまうというのが、確実な方法です。
ただし、会社設立、会社運営、コスト面、情報開示の面など、立ちはだかる問題も多いので、なかなか難しい問題ともいえます。
特に資金力のない個人には、現実的ではない選択肢でしょうね。
まとめ
YMYLジャンルは絶対に稼げないわけではありません。
が、SEOを使うのが難しく、すなわち収益化が難しいジャンルであることを覚えておきましょう。
また、意識せずにYMYLジャンルを選んでしまうと、どれだけ記事を量産しも上位表示できません。
より効率的に運営するにも、YMYLについては、ぜひ覚えておいてくださいね。
\ 充実の毎日を始めよう! /
※在宅で稼げて、月10万円も夢じゃない!
コメント