アフィリエイトで捕まる可能性はゼロではありません。
アフィリエイトで収入を得ようと思ったけど、逮捕されるリスクが心配だな。 ネットビジネス初心者には、どんな違法行為があるのかよくわからないよね。 こういった疑問や悩みに答えます。
アフィリエイトは、正しいやり方をすれば、誰でも安全に稼げるビジネスモデルです。 しかし、知らないうちに法律違反をしてしまうリスクが潜んでいるのも事実。
この記事では、アフィリエイトで陥りやすい法的リスクを詳しく解説するとともに、 それを避けるための具体的な方法をお伝えします。
あなたが安心してアフィリエイトに取り組めるよう、 必要な知識をわかりやすくまとめてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
アフィリエイトで捕まる？法的リスク4つ
アフィリエイトで捕まる、初心者が陥りやすい法的リスクには、主に以下の5つがあります。
- ステルスマーケティング
- 著作権侵害
- 商標権侵害
- 景品表示法違反
- 薬機法違反
①ステルスマーケティングは違法行為！？
ステルスマーケティングとは、宣伝や広告であることを隠して消費者に商品やサービスを紹介する手法のことです。
アフィリエイトでステマを行うと、景品表示法の不当表示に該当し、処罰の対象となる可能性があります。例えば、「私の肌荒れが劇的に改善した化粧品」と紹介しながら、実はその化粧品のアフィリエイトリンクを貼っているようなケースです。
消費者庁の調査によると、ステマと疑われるアフィリエイトブログの割合は全体の約20%にも上るそうです。知らないうちにステマをしてしまっている人も少なくないのかもしれません。
ステマは消費者を欺く悪質な行為であり、絶対にやってはいけません。商品を紹介する際は、必ずアフィリエイトリンクを使用していることを明示しましょう。
ステマは違法行為であることを肝に銘じ、誠実で透明性の高いアフィリエイト活動を心がけることが大切です。
ヒナキラ②著作権侵害にご用心！画像の無断使用などに注意
著作権は、文章や画像、音楽、動画など、作者の権利を保護する法律です。
アフィリエイトで商品を紹介する際、メーカーサイトから画像を無断で使用するのは、著作権侵害に当たる可能性が高いです。例えば、家電量販店のサイトから商品画像を勝手にコピーして自分のブログに載せるようなケースです。
画像だけでなく、商品説明文をコピペするのも、著作権法上グレーゾーンです。他人の文章をそのまま使うのは避け、自分の言葉で書き換えるようにしましょう。
画像や文章は、無断使用せず、自分で作成するか、著作権フリーのものを使うのがベストです。どうしても他サイトのコンテンツを使いたい場合は、権利者に許諾を得てから使用するようにしましょう。
著作権トラブルに巻き込まれれば、高額な損害賠償請求や刑事罰のリスクがあります。著作権を侵害しないよう、細心の注意を払うことが大切ですね。
ヒナキラ③商標権侵害は意外と簡単に起こる！？
商標権とは、商品やサービスに使用されるマークやロゴ、ネーミングなどを保護する権利です。
アフィリエイトの記事で、企業や商品の名称をむやみに使用すると、商標権侵害に当たってしまう恐れがあるのです。例えば、「○○社の□□を購入するなら今でしょ！」といった見出しにして、無関係のアフィリエイトリンクを貼るようなケースです。
商標登録されている企業名や商品名をタイトルに入れて検索上位表示を狙う、いわゆる「商標荒らし」的な行為は厳禁です。権利者から損害賠償請求されるリスクもありますし、検索エンジンからもペナルティを受ける可能性が高いです。
企業名や商品名を記事中で使う場合は、該当商品の紹介である旨を明示し、公式サイトにリンクを張るなどの配慮が必要不可欠です。権利者の許諾無く商標を不正使用していると疑われるような行為は慎むべきでしょう。
商標権侵害のリスクを冒してまで、一時的なアクセスアップを狙うのは賢明ではありません。トラブルに巻き込まれないよう、商標の使用には十分に気をつけましょう。
ヒナキラ④景品表示法違反はアフィリエイターの大敵！
景品表示法は、商品やサービスの品質や内容について、消費者に誤認を与えるような表示を禁止している法律です。
アフィリエイトの記事で、根拠のない効果や性能をうたったり、都合の悪い情報を隠したりすると、景品表示法違反に問われる可能性があります。例えば、「○○を飲むだけで一週間で10キロ痩せる！」などといった虚偽・誇大な表現は、もってのほかです。
最近では、芸能人などの著名人がSNSで紹介した商品に関して、アフィリエイトだったことを明かさずに優良誤認表示をしたとして、景品表示法違反が問題視されたケースもありました。
商品の効果や購入者の評価など、記載する情報はすべて根拠を持って正確に伝えることが重要です。誇大表現や虚偽記載は、消費者の誤解を招くだけでなく、自身の信用も失墜させかねません。
景品表示法は、消費者保護を目的とする重要な法律です。法の趣旨をしっかりと理解し、適切なアフィリエイト活動を行うことが求められています。
ヒナキラ⑤薬機法違反も忘れずに！
アフィリエイトで健康食品や化粧品を紹介する際は、薬機法(旧薬事法)違反のリスクにも注意が必要です。
薬機法は、医薬品や医薬部外品、化粧品などの品質や安全性を確保するための法律です。この法律では、薬事的な効能効果を表示または暗示することを厳しく規制しています。
例えば、特定の病気の治療や予防に効果があるかのように宣伝することは薬機法違反に問われるリスクがあります。「シミが消える化粧品」「ガンを予防するサプリメント」といった表現は論外ですし、「睡眠の質が上がる」「疲労回復に効く」といった暗示的な表現も避けるべきです。
健康食品等を紹介する際は、あくまでも健康維持のための食品である旨を明示し、医薬品との誤認を招かないよう細心の注意を払う必要があります。薬事的な表現は厳禁であり、「第○種医薬品」といった表示もNGです。
薬機法違反のペナルティは重く、個人の場合で100万円以下の罰金、法人の場合は1億円以下の罰金が科されることもあります。アフィリエイト報酬を得るために、安易な宣伝文句を使うことは厳に慎まなければなりません。
健康食品のアフィリエイトは稼げるジャンルではありますが、薬機法の規制にはくれぐれも注意したいところです。法の趣旨をよく理解し、消費者に誤解を与えることのない正確な情報発信を心がけることが肝要でしょう。
ヒナキラアフィリエイトで捕まる？違法事例３つ紹介
①ステラ漢方、KMウェブ、ソウルドアウト社員の薬機法違反逮捕
2020年7月、体験談を書いたような記事広告を通じて健康食品を販売していたとして、健康食品通販会社「ステラ漢方（株）」（福岡市博多区）の従業員や広告代理店社長ら6人を医薬品医療機器法違反（未承認医薬品の広告禁止）の疑いで逮捕。
という事例。
ステラ漢方が販売する健康食品「肝パワーEプラス」について、佐野容疑者が医薬品および薬剤師の資格がないにも関わらず、アフィリエイトなどのウェブ広告で「肝臓疾患の予防に効果がある」「無敵の肝臓を手に入れる」と、第三者が語ったような記事広告を掲載・宣伝した疑いがもたれている。大阪府警によると、昨年11月に同広告内容について情報提供があったことから捜査を進めていたとのことであり、「広告内容について、広告主が内容を決めて制作を依頼したのか、広告代理店からの提案なのかなど、これから調べる」という。
ステラ漢方、KMウェブ、ソウルドアウト社員の薬機法違反逮捕、大阪府警「情報提供あった」
②ダイエットサプリメント等の販売を行う通信販売事業者に対する措置命令
令和２年３月３１日、株式会社ニコリオに対し、同社が販売する「Ｌａｋｕｂｉ（ラクビ）」と称するダイエットサプリメント（以下、「本件商品」という。）に係る取引について、景品表示法に違反する行為（同法第５条第１号優良誤認及び同条第２号有利誤認）が認められたことから、同法第７条第１項の規定に基づき措置命令を行った。
という事例。
違反の概要
ダイエットサプリメント等の販売を行う通信販売事業者に対する措置命令について
ａ 自社ウェブサイトにおいて、「そうは言っても･･･高価なものは続けにくいですよね」、「そこで『Lakubi』は１日たった１７円」等と記載するなど、あたかも、本件商品の一日当たりの購入価格が１７円であるかのように表示していました。
しかし、１日当たりの購入金額１７円は、本件商品の初回購入価格５００円を基に計算された値であり、２回目以降の購入には適用されないものでした。（有利誤認）
ｂ アフィリエイトサイト（注）において、「３ヶ月で７㎏落ちた方法を紹介！」等と記載するなど，あたかも、本件商品を摂取することにより、容易に痩身効果が得られるかのような表示をしていました。
しかし、実際には痩身効果を得るためには本件商品の摂取のほか、食事制限（腹６分、間食禁止等）及び運動を条件としており、本件商品の摂取だけでは痩身効果を得られるものではありませんでした。（優良誤認）
③株式会社Ｔ．Ｓコーポレーションに対する景品表示法に基づく措置命令
消費者庁は、本日、株式会社Ｔ．Ｓコーポレーション（以下「Ｔ．Ｓコーポレーション」といいます。）に対し、同社が供給する「ＢＵＢＫＡ ＺＥＲＯブブカゼロ」と称する育毛剤及び同育毛剤を含むセット商品の各商品に係る表示について、景品表示法に違反する行為（同法第５条第１号（優良誤認）に該当）が認められたことから、同法第７条第１項の規定に基づき、措置命令（別添参照）を行
いました。
という事例。
表示の概要
(ｱ) 表示媒体
ａ 「『有名大学がマウス実験で実証』 医療関係者も勧める『９０％がフサフサになった育毛剤』がヤバイ！」と記載のあるアフィリエイトサイト（以下「本件アフィリエイトサイト①」という。）（注）ｂ 「【新常識！薄毛の原因は●●だった】世界的な科学誌が推奨の毛髪再生法 有名医科大のマウス実験で実証済！試した９０％以上がボリューム復活！？」と記載のあるアフィリエイトサイト（以下「本件アフィリエイトサイト②」という。）（注）
（注）Ｔ．Ｓコーポレーションは、本件商品の販売に関し、ブログその他のウェブサイトの運営者（以下「アフィリエイター」という。）が当該ウェブサイトに当該アフィリエイター以外の者が供給する商品又は役務のバナー広告等を掲載し、一般消費者がバナー広告等を通じて広告主の商品又は役務を購入したり、購入の申込みを行ったりした場合など、あらかじめ定められた条件に従って、アフィリエイターに対して、広告主から成功報酬が支払われる「アフィリエイトプログラム」と称する広告手法を用いているところ、Ｔ．Ｓコーポレーションは、アフィリエイトプログラムを実現するシステムをサービスとして提供する「アフィリエイトサービスプロバイダー」と称する事業者を通じて、本件商品に係る本件アフィリエイトサイト①及び本件アフィリエイトサイト②の表示内容を自ら決定している。
(ｳ) 表示内容（別紙１及び別紙２）
ａ 本件アフィリエイトサイト①
「『有名大学がマウス実験で実証』 医療関係者も勧める『９０％がフサフサになった育毛剤』がヤバイ！」、毛髪が薄い頭頂部の画像及び毛髪が濃い頭頂部の画像を矢印で結んだ画像と共に、「悩んでいたのがウソのように、たった２ヶ月で髪がフサフサ になったんで
す！！！今ではもう頭皮が見えないくらい生えるので、理髪店に行っても『髪の量多いですね～』と言われるように（笑）抜け毛が嫌だったシャンプーもガシガシ洗えるし、まるで２０代に戻ったみたい です。」等と、別表１「表示内容」欄記載のとおり表示することにより、あたかも、本件商品を使用するだけで、本件商品に含まれる成分の作用により、短期間で、外見上視認できるまでに薄毛の状態が改善されるほどの発毛効果が得られるかのように示す表示をしていた。ｂ 本件アフィリエイトサイト②
株式会社Ｔ．Ｓコーポレーションに対する景品表示法に基づく措置命令について
「【新常識！薄毛の原因は●●だった】世界的な科学誌が推奨の毛髪再生法 有名医科大のマウス実験で実証済！試した９０％以上がボリューム復活！？」、「長年ハゲとバカにされてきた私がたったの１か月で 」、並びに「ｂｅｆｏｒｅ」と記載のある毛髪が薄い頭頂部
の画像及び「ａｆｔｅｒ」と記載のある毛髪が濃い頭頂部の画像と共に、「『カツラ！？』同僚から疑われましたｗ」等と、別表２「表示内容」欄記載のとおり表示することにより、あたかも、本件商品を使用するだけで、本件商品に含まれる成分の作用により、短期間
2で、外見上視認できるまでに薄毛の状態が改善されるほどの発毛効果が得られるかのように示す表示をしていた。
アフィリエイトで捕まる可能性を低くする方法
アフィリエイトで捕まる可能性を低くする方法について解説します。
- 正しいアフィリエイト手法を身につける！おすすめ勉強法
- 法的リスクを避けるコンテンツ作成のコツ
- 自分の言葉でオリジナル性のある記事を書こう
①正しいアフィリエイト手法を身につける！おすすめ勉強法
アフィリエイトで成果を上げるには、正しい手法を身につけることが欠かせません。法的リスクを回避しつつ、効果的にアフィリエイト活動を行うためには、しっかりとした知識が必要不可欠です。
おすすめの勉強法は、アフィリエイトのノウハウ本を読むことです。法律面の注意点から、SEO対策、セールスライティングまで、役立つ情報が満載です。定評のある本を選び、繰り返し読み込むことで、正しい手法を体系的に学べるでしょう。
また、アフィリエイトの先輩ブロガーに教えを乞うのも有効な方法です。すでに実績を上げているアフィリエイターのブログを参考にしたり、直接アドバイスをもらったりすることで、安全で効果的なノウハウを吸収できます。
アフィリエイトで成功している人の多くは、アフィリエイト以外のネットビジネスでも実績を持つ人です。そういったマルチプレイヤーから学ぶことで、アフィリエイトに限らない広い視野を持てるようになるでしょう。
正しい知識を身につけることは、アフィリエイトで成功するための第一歩なのです。日々学び続ける姿勢を持って、自己研鑽に努めることが何より大切だといえます。
ヒナキラ②法的リスクを避けるコンテンツ作成のコツ
アフィリエイトで法的リスクを避けるには、コンテンツ作成の段階から注意が必要です。法に触れるような記述は厳禁ですし、誤解を招くような表現も控えるべきでしょう。
まずは、景品表示法や特定商取引法、薬機法など、アフィリエイトに関連する法律をしっかり理解しましょう。違反事例などを調べて、どのようなNGワードや表現があるのかをチェックしておくことが重要です。
記事中で商品の効果や利点を強調する際は、根拠となるデータや事実を示すことが大切です。「最高の商品！」などの主観的な表現は避け、客観的な情報を淡々と伝えるように心がけましょう。
また、アフィリエイトリンクを貼る際は、必ず開示することを忘れずに。「この記事はアフィリエイトを含んでいます」といった一文を目立つ場所に記載し、誤解のないように配慮することが求められます。
適切な情報開示と、正確かつ誠実な記述を心がければ、法的リスクをグッと下げられるはずです。読者を欺くような情報発信は厳禁であり、アフィリエイターとしての信頼を失う行為だと肝に銘じましょう。
ヒナキラ③自分の言葉でオリジナル性のある記事を書こう
アフィリエイトで成果を上げるには、オリジナリティ溢れる記事を書くことが何より重要です。他サイトの記事を参考にするのはもちろん大切ですが、コピペは絶対にNGです。
著作権法の観点からも、他者の文章をそのままコピーするのは違法行為にあたります。仮に訴えられれば、高額の賠償金を支払うことになりかねません。無用なリスクを避けるためにも、記事は必ず自分の言葉で書くべきです。
SEO的にも、オリジナルコンテンツの重要性は年々高まっています。グーグルのアルゴリズムは、コピーコンテンツを厳しく評価するようになっており、検索順位が大きく下がるリスクがあるのです。
オリジナリティのある記事を生み出すには、情報収集力と言語化力が問われます。多くの関連サイトを読み込み、自分なりの切り口を見つけ出す。そして、読者の興味を引く文章で表現する。簡単なことではありませんが、それこそがアフィリエイターの腕の見せ所なのです。
オリジナルコンテンツにこそ、アフィリエイト報酬を得るチャンスが眠っています。自分の頭で考え、自分の言葉で伝える。この基本姿勢を守り続けることが、健全で実りあるアフィリエイト活動につながるのです。
ヒナキラまとめ｜アフィリエイトで捕まるリスクと回避方法
| アフィリエイトで捕まるリスクがある行為 | リスクを回避するための方法 |
|---|---|
| ステルスマーケティング | 広告であることを明示する |
| 著作権侵害 | 無断転載や盗用をしない |
| 商標権侵害 | 商標の不正使用を避ける |
| 景品表示法違反 | 優良誤認表示をしない |
| 薬機法違反 | 薬事的な効能効果を謳わない |
アフィリエイトで収入を得るには、関連法規の知識が欠かせません。
本記事では、ステマや著作権侵害、景品表示法違反など、アフィリエイト初心者が陥りやすい法的リスクについて詳しく解説してきました。
これらのリスクを避けるためには、正しい知識を身につけ、適切な方法でコンテンツを作成することが重要ですね。
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